有機ELは水蒸気や酸素により性能が劣化するため、水蒸気透過率10-7g/m2/dayレベルのバリア性能が必要とされています。
トランスミッタンスアナライザー(Transmittance Analyzer)は国立研究開発法人・産業技術総合研究所の研究成果を活用し、トレーサビリティの確保による信頼性の高い絶対量測定を実現しました。
産業技術総合研究所の研究成果・標準コンダクタンスエレメントを搭載
バリアフィルムや封止材の品質を評価するためにトレーサビリティの確保による信頼性の高いガス透過率測定を実現します。
超高真空技術を搭載した差圧式測定・バックグラウンド水蒸気の低減性能向上
四重極型質量分析器による検出
他社
装置内不純物を取り除くためにキャリアガス法で使用する超高純度窒素ガスのランニングコスト及び測定日数が2週間~3週間必要
当社
差圧法による方式であるため、キャリアガス不要、
不純物が吸着しにくい部品構成であり、ハイバリア1E-7gで1週間で測定完了
・ガスクロマトグラフィー等の分析に使用されるH2,Ar,N2,He高純度ガスで最も多い不純物はH2Oです。
・純度表示値の精度を上げるためには、H2Oの分析精度を上げる必要があり、CRDSは今後期待される分析計です。
・カタログなどで、どの会社のどのグレードのガスを選択するかは、お客様の目で決定してください。
・超微量分析に使用するゼロガスまたはキャリアーガスには分析計の直近に精製器を取り付けることをおすすめします。
・容器壁からの放出ガス(水)に対する考慮不足
ハイバリア領域では QWall>QTrans
・透過量の絶対値校正ができない
解決策
・真空中でのベーキングによる脱ガス
・標準コンダクタンスエレメントを使用した透過ガスの絶対値校正
標準コンダクタンスエレメント(SCE)を使用した校正時のガス流れ
バリアフィルム計測時のガス流れ
測定例1
一次側GAS:水蒸気(6.8kPa)
測定温度:40oC
試料:125mmハイバリアフィルム
理論的にイオン電流軸と時間軸を対数表示するとベースラインは直線になる。
測定例2
一次側GAS:水蒸気(6.8kPa)
測定温度:40oC
試料:125mmハイバリアフィルム
測定例3
一次側GAS:空気+水蒸気(6.8kPa)
測定温度:40oC
試料:60mmバリアフィルム
Current methods for high-barrier measurement
01
まずはお問い合わせください。分析可否や商品についてのお問い合わせ、見積依頼など、各種ご相談を承ります。必要に応じて営業担当者から内容の確認のご連絡をさせていただきます。
02
ご依頼の内容に基づいて、分析設計・試験方法・納期・料金などをお見積りいたします。
※お見積り時にお支払条件をご相談させていただきます。お支払条件は、前金、報告時料金引換、または報告月の翌月末振込などとなっています。
※ご発注にあたっては、お見積書記載内容および約款をご確認ください。
03
お見積書の内容に承諾いただける場合は、営業担当者にご一報ください。必要な手続きなどをお知らせいたします。
04
ご依頼に即した分析および解析を行います。ご指定のスケジュールに合わせた対応も可能です。
05
報告書を作成して発送いたします。報告結果についてのご質問などがありましたらお気軽にお問い合わせください。
丁寧にご説明いたします。
06
お申込み時に決定したお支払条件にて、お支払いをお願いいたします。
期日までに当社指定の銀行口座に、請求金額をお振り込みください。
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