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水蒸気透過率測定事例記載内容

水蒸気模式

1×10-6g/m2/dayという水蒸気透過量に対応する水蒸気分圧を簡単に見積もると、透過面積10cm2(3.3cm角、3.57cmφ)のバリアフィルムを透過して1ℓの容器に蓄積する水蒸気は、1×10-9g=5.6×10-11mol =1.2×10-4Pa・ℓである。

つまり、1ℓ容器の場合、水蒸気分圧は1日(24時間)で1.2×10-4Paとなる。これを流量に換算すると1.4×10-9Pa・ℓ/sとなり、この容器を実効排気速度10ℓ/sのターボ分子ポンプで排気した場合の容器の到達圧力は(1)式で算出できる。

Peq= QTrans/SwQWall/SwP0

Peq:容器の平衡圧力

QTrans:透過水蒸気流量

Sw:水に対する実効排気速度

QWall:容器壁からの放出水蒸気

P0:ポンプ自体の到達圧力(10-8Pa)

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